19日午前の日経平均株価は小幅に続伸した。午前の終値は前日比9円02銭高の2万2910円79銭だった。
18日の米市場で、NYダウなど主要株価指数がそろって最高値を更新した流れを引き継ぎ、ハイテク主力株などを中心に買いが入った。その後上値では、個人投資家から利益確定の売りが増え、下げに転じる場面もあった。
朝方は心理的な節目の2万3000円まで10円足らずに迫ったが、買いの勢いは続かず、伸び悩んだ。外国為替市場で円相場は1ドル=112円台半ばの円高水準で推移したため、積極的な買いは見送る空気が強まった。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は反落した。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆2152億円だった。売買高は7億5503万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は716、値下がりは1244、変わらずは94だった。
個別では、昭和シェルとの合併計画の先行きに不透明感の強まった出光興産が下落した。昭和シェルも下げた。任天堂が軟調、ソニーも冴えない。NTTドコモが安い。リニア中央新幹線の建設工事を巡る入札談合事件を受け、鹿島や大成建が売られた。JR東海も売られた。
半面、東エレクが上昇した。全車種に電動型を導入すると発表したトヨタは堅調でホンダなどもしっかり。デンソーは買われた。浜ゴムも高い。しまむらは上昇した。
愛眼が値を飛ばしたほか、ラウンドワン、ディア・ライフも大きく上昇した。SBIホールディングスも買い優勢だった。
東証2部株価指数は前日比21.35ポイント高の7194.33ポイントと3日ぶり反発した。値上がり銘柄数は202、値下がり銘柄数は243となった。
個別では、JESCOホールディングスがストップ高。ファステップスは一時ストップ高と値を飛ばした。杉村倉庫、石井表記、宮入バルブ製作所、帝国ホテル、ハリマ共和物産が買われた。
一方、セブンシーズホールディングス、正興電機製作所、エムジーホーム、ぷらっとホームが売られた。
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