小幅安スタート、日銀緩和修正で売り続く

【寄り付き概況】
 

 

21日の日経平均株価は小幅安で始まった。始値は前日比20円86銭安の2万6547円17銭。20日に日銀が大規模な金融緩和策を修正し、事実上の緩和縮小を決めたことを受け、引き続き売りが出ている。

また、急激な円高が進行。日経平均株価は前日まで4日続落しているが、先行き不透明感から依然として軟調な値動きが続いている。前日の米株式市場は、NYダウが92ドル高と5日ぶりに反発した。為替は1ドル=131円70銭前後で推移している。

寄り付き時点で業種別では33業種中、9業種が高く、値上がりは銀行、保険、石油など。値下がり上位に輸送用機器、不動産、電気機器など。

円安の恩恵を受けやすい自動車関連株を中心に業績改善の期待が後退し、トヨタやSUBARUが安い。

東証株価指数(TOPIX)は続落している。

個別では、デンソーやパナHD、キーエンスの下げが目立つ。三井不や味の素、JR東日本も安い。一方、長期金利の上昇による利ざや改善期待から三菱UFJや三井住友FGが大幅に上昇。第一生命HDなども高い。
 

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