【寄り付き概況】
21日の日経平均株価は小幅に反落して始まった。始値は前日比45円85銭安の2万7486円09銭。
前日の米国株市場がプレジデントデーの祝日に伴い休場だったこともあり、きょうの東京株式市場は手掛かり材料に欠け方向感が見えにくく、日経平均は2万7000円台半ばで強弱観を対立させている。
ただ、前日の欧州株市場では高安まちまちの展開であったものの、英国の主要株価指数が最高値を更新するなどリスク回避ムードには乏しく、東京株式市場でも頑強な値動きが予想される。外国為替市場では1ドル=134円台の推移とドル高・円安水準を維持しており、これは輸出株中心に追い風材料となりやすいだろう。
市場では「朝方の時点で機関投資家の注文動向はほぼ売り買いが拮抗しており、個別株への物色が中心となっている」との声があった。
個別では、JR西日本や東急など陸運株の一角が安い。ファストリやソフトバンクグループ(SBG)が売られている。住友鉱や東邦鉛など非鉄金属株が高い。東レやヤマハが上昇している。
