小幅反発後に下げ、様子見姿勢も

【寄り付き概況】

27日の日経平均株価は小幅反発して始まった。始値は前日比20円18銭高の2万3311円04銭。
前日のNYダウ工業株30種平均が約半年ぶりの高値を付けたことで東京株式市場でもリスクオンの流れが波及している。株価指数先物に買いが入った。
 
ただ、27日から始まる米カンザスシティー連銀主催の経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)を控え、一方向に傾ける動きは限られ、下げに転じる場面もある。
外国為替市場ではドル売りの動きが強まり、1ドル=106円台を割り込むなど円高に振れており、これが輸出セクターには逆風材料となる。新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感や米中摩擦への懸念もくすぶっている。
 
目先は、米カンザスシティー連銀主催の経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)でのパウエルFRB議長の講演内容を見極めたいとの思惑から、積極的な買いが入りにくいとの見方もある。
 
個別では、富士通、ファーストリテ、ダイキンが堅調、ソニー、TDK、横河電が買われている。半面、トヨタ、東エレク、ファナックがさえない。
 

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