小幅マイナス圏で横ばい、材料難が継続

【後場寄り付き概況】

後場の日経平均株価は、前営業日比5円33銭安の2万2543円57銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、1.85ポイント高の1630.45で始まった.
日経平均株価と東証株価指数(TOPIX)は、ともに休日前の終値付近での小動き。前場から相場全体の方向性を決める材料に乏しく、売り買いが交錯している。
きょうの取引終了後の日電産から本格化する19年4~9月期決算発表を見極めたいとのムードは強く、売買を一方向に傾ける動きが限られている。
外国為替市場では、1ドル=108円30銭台の推移。アジアの主要株式市場は総じて軟調。
 
市場からは「午前の中国・上海株相場が大きく動いていない点も動きを鈍くしている」との見方があった。
 
前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約728億円成立。
12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で1兆1736億円、売買高は6億7402万株だった。
 
個別では、ソフトバンクグループ(SBG)の売り物が厚く、ファーストリテは軟調。東エレク、SUMCOが大量の売りに押され、キーエンス、ファナックは小安く、オリンパス、任天堂、ソニーも値下がりしている。
 
半面、村田製、日本電産が買われ、トヨタが値上がりし、SMCはしっかり。三菱UFJ、三井住友が小高く、野村が強含んでいる。
大塚HDやアサヒ、セコムが堅調。郵船や商船三井などの海運株も買われている
 
前場の日経平均は方向感に乏しく、結局小幅な下落で前場を折り返した。東証1部の値上がり銘柄は全体の半数以上で、東証株価指数(TOPIX)は小幅ながらプラスを確保しており、市場のムードはさほど悪くない。
先週まで日経平均主導の急ピッチの株高を見せていたため、想定内の調整と捉える向きが多いだろう。上昇局面で乗り遅れた投資家の買いが入りやすいとみられ、日経平均も22500円水準で底堅さを見せている。
 
 
 

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