【寄り付き概況】
22日、後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比1円16銭安の2万3001円21銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、3.61ポイント安の1810.14で始まった。新規材料に乏しい中で売りがやや優勢となり、日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに小安く推移している。
外国為替市場では、1ドル=110円90銭近辺での推移。アジアの主要株式市場は高安まちまち
個別では、任天堂が3営業日続落し、ソニーが弱含み。トヨタが小甘く、SUMCOは軟調。マネックスG、三菱UFJ、第一生命、NTT、JTが売られ、東電力HDが大幅安。
半面、武田が小反発し、ソフトバンクGが強含み。ファーストリテ、花王、リクルートHDは続伸。日東電工、村田製、安川電が堅調で、ファナック、コマツ、東エレクが買われた。
北朝鮮情勢を巡る警戒感が再び高まっており、日経平均は前日に2万3000円台を回復したことによる短期的な達成感も加わって、一段の上値追いの動きを期待しづらいだろう。
注目されたソニーの中期経営計画も投資家心理を上向かせるまでには至っていない。反面、企業業績の上振れ期待は根強く、下値では押し目買いの動きも見られる。こうしたことが日経平均のこう着感につながっているようだ。
