小反落スタート、米半導体株安で

【寄り付き概況】
 

28日の日経平均株価は小反落で始まった。始値は前日比50円30銭安の3万9189円22銭。
 
強弱観対立のなか、日経平均株価は3万9000円台前半で小動きとなっている。前日の米国株市場ではハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は高く引けたものの、NYダウは終日売りに押される展開で、一時180ドルを超えて下落する場面もあった。
 
29日に1月の米PCEデフレーターの発表を控えるなか、積極的な買いは見送られており、東京株式市場でも目先様子見ムードが強い。日経平均株価は前週22日に大幅高で史上最高値を更新した後も頑強な値動きを示してきたが、短期的な過熱感は拭えず足もとでは上値の重い展開が想定される。
 
一方、日経平均は小幅ながら上昇に転じる場面もある。年初来の上昇相場で投資家心理が楽観に傾くなか、直近の決算発表を受けて大きく下げていた銘柄などには買いが入っている。銀行株など株価指標面で割安とされる業種にも買いが向かいやすいだろう。
 
東証株価指数(TOPIX)も前日終値を挟んだ小動きとなっている。
 
個別では、ファストリ、信越化、KDDI、オムロンが安い。一方、テルモ、ファナック、エムスリー、大塚HDが高い。
 

 

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