小反落、78銭安 超閑散相場

 
26日午前の日経平均株価は小幅に反落した。午前の終値は前日比78銭安の2万2938円40銭だった。
 
2018年の半導体需給の緩みを懸念した売りが東エレクや信越化など関連株に出て、日経平均を押し下げた。北朝鮮の新たな人工衛星の打ち上げ計画が伝わり、地政学リスクへの警戒が重荷となった。
半面、JTなど12月期決算企業の配当などの権利取りを狙った買いも入り、相場を下支えした。
後場も前場と同様に薄商いが予想され、東証1部の出来高や売買代金は今年最低となる可能性が高そうだ。
 
東証株価指数(TOPIX)の午前終値は前日比0.08%安の1830.50と小幅に反落した。JPX日経インデックス400も小幅安だった。
午前の取引終了の東証1部の売買代金は概算で7849億円だった。終日で今年最低だった25日同時点の7700億円は上回ったが、1兆円には届かない薄商いだった。
 
売買高は5億2002万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1048、値上がりは885、変わらずは131銘柄だった。
 
個別では、2017年3~11月期の連結純利益は減益だったしまむらが大幅に下落した。伊藤忠と丸紅も下げ、キーエンスと任天堂、東京エレクトロン、村田製作所の下落も目立った。
一方、17年3~11月期連結決算が好感された高島屋は半年ぶりに年初来高値を更新した。エーザイと第一三共も高く、コマツとJAL、カチタス、オプトランも高かった。
 
東証2部株価指数は前日比10.19ポイント高の7195.62ポイントと続伸した。
値上がり銘柄数は184、値下がり銘柄数は254となった。
 
東証2部に新規上場した海外の自動車ディーラー向けに中古車を輸出販売するオプティマスは、公開価格の1800円を11%上回る2001円の初値を付けた。午前終値は初値比9%高の2180円。
 
個別ではロックペイントが一時ストップ高と値を飛ばした。象印マホービン、中央ビルト工業、三社電機製作所、リスクモンスターが買われた。
 
一方、ツインバード工業、浜井産業、さくらケーシーエス、日本モーゲージサービス、川口化学工業が売られた。

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