小反落、やや売り優勢。手掛かり材料難

【寄り付き概況】

26日の日経平均株価は前日比16円23銭安の2万2922円95銭で寄り付いた。
25日の欧米主要市場はクリスマスの祝日で休場となり、手掛かり材料難で小動きとなっている。
 
外国為替市場では1ドル=113円台前半の推移と円安水準でもみ合っており、主力株中心に風向きは悪くない。12月決算企業の配当権利取りの動きなども想定されるなか、全般相場には浮揚力が加わっている。安く始まったが、薄商いゆえに売り圧力も限定的で、安くなれば日銀のETF買いの思惑があり下値リスクは小さいとの見方が強い。
 
午前8時30分に発表された11月の全国CPI(消費者物価指数)は前年同月比0.9%上昇と市場予想の同0.8%上昇を上回ったが、直後の為替市場での反応はみられなかった。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、20業種前後が高く、値上がり上位に小売、石油、陸運、建設、サービスなど。値下がりで目立つのは証券、電気機器、非鉄など。
 
個別では、任天堂、ソフトバンクGが下げ、KDDIは軟調。トヨタ、ホンダ、SUMCO、ファナック、キヤノンも下落。すかいらーく、ニトリHDは売りに押されている。
半面、JTが買われ、エーザイ、小林製薬、三菱UFJ、みずほFG、JR東日本、三井物が上げ、JXTGは強含んでいる。

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