【寄り付き概況】
20日の日経平均株価は小幅反発で始まった。始値は前日比19円71銭高の2万7257円35銭。日経平均は19日までの3営業日で900円超下げており、足元の相場下落を受けた自律反発狙いの買いが先行している。
前日の米株式市場は、NYダウは162ドル安と連日の下落。景気後退への警戒感から軟調な展開が続いた。米国株は下落したが、東京株式市場は日経平均株価が前日まで3日続落していたこともあり、値頃感からの買いで小幅に値を上げて始まった。
また、為替は1ドル=136円90銭前後と前日夕方に比べ円安で推移している。
主要な半導体関連株で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)も1.4%下落した。東京株式市場でも東エレクやエムスリーといったハイテク株に売りが出ている。
昼ごろに日銀の金融政策決定会合の結果公表を控え、持ち高を積極的に一方向に傾けにくい面もある。
寄り付き時点で業種別では33業種中、28業種が高く、値上がりは電力・ガス、海運、石油、保険、不動産など。値下がり上位に情報通信、電気機器など。
東証株価指数(TOPIX)は反発している。
個別では、東ガスや東電HDが上昇している。T&Dや第一生命HDも高い。半面、日電産やフジクラが軟調となっている。
