小動き展開か

21日の東京株式市場は、上値の重い展開か。
日経平均株価の予想レンジは、3万8400円-3万8800円を想定。(20日終値3万8633円02銭)
 
米国株はまちまち。ダウ平均が上昇し、S&P500とナスダックが下落した。ダウ平均は299ドル高の39134ドルで取引を終えた。
手がかり材料に乏しいなか、きのう20日のプライム市場の売買代金が3兆1756億円にとどまり、今年最低となった。週末要因も重なり、取引時間の後半には手控えムードが広がることも想定される。
方向感が定まりづらい中、上でも下でも値幅が出れば逆の動きが出てきて、前日終値近辺で終了すると予想する。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=158円台の後半(20日は158円27-28銭)、ユーロ・円が1ユーロ=170円台の前半(同169円74-78銭)と、円安方向に振れている。
 
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、20日の大阪取引所清算値比65円安の3万8545円だった。
 
 
【好材料銘柄】  

■ジャパンフーズ <2599>
丸紅<8002>系のJAFホールディングスが実施中のTOB価格を1株1994円から2449円に引き上げるとともに、買い付け期間を7月8日まで(従来は6月21日まで)に延長する。

■イメージ情報開発 <3803>
今期最終を11倍上方修正。

■アステリア <3853>
非開示だった今期営業は黒字浮上へ。

■SYSホールディングス <3988>
7月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。また、旅行会社のシステム開発に強みを持つアダムアップの全株式を取得し子会社化する。

■ペイクラウドホールディングス <4015>
今期営業を35%上方修正。

■免疫生物研究所 <4570>
韓国のSML Biopharmと抗重症熱性血小板減少症候群(SFTS)ウイルス抗体遺伝子の独占的実施許諾契約を締結。

■サイボウズ <4776>
今期経常を一転20%増益に上方修正・最高益更新へ。

■デジタルガレージ <4819>
発行済み株式数(自社株を除く)の4.64%にあたる220万株(金額で40億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は6月24日から25年1月31日まで。

■WASHハウス <6537>
自社開発のオリジナル洗濯機・乾燥機の発表会を開催。

■キュービーネットホールディングス <6571>
今期配当を5円増額修正。

■トラース・オン・プロダクト <6696>
ワイズマートとの実証実験を踏まえ、流通小売店向けDX製品「店舗の星」の本格的な国内展開を開始する。

 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
 
21(金)
【国内】
5月全国消費者物価指数(CPI)(8:30)
《決算発表》
ツルハHD

【海外】
米6月製造業購買担当者景気指数(PMI)(22:45)
米5月中古住宅販売件数(23:00)
《米決算発表》
カーマックス、ファクトセット・リサーチ・システムズ

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

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