【寄り付き概況】
13日午前の日経平均株価は、前営業日比1円46銭高の2万6398円29銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、2.91ポイント安の1866.09で始まった。
12日の米株式相場の下落が重荷となっている。一方、前日までの下げを受け、自律反発狙いの買いが入り、相場を下支えしている。
前日の米国株市場ではNYダウが引け際にマイナス圏に沈み小幅反落となったほか、ナスダック総合株価指数ももみ合いの末、結局小安く引けて連日の年初来安値更新となった。
12日発表の9月の米卸売物価指数(PPI)が市場予想を上回ったことで、米金融引き締めが強化するとの警戒感が強まった。
日本時間今晩に発表が予定される9月の米消費者物価指数(CPI)の結果を見極めたいとの思惑が根強いなか、売り買いともに手控えムードが強い。
東京株式市場でもこの地合いを引き継ぐ形で、前日終値を挟み方向感の見えにくい展開となることが予想される。外国為替市場で一段と円安が進んでいることは自動車やハイテクなど輸出セクターのほか、インバウンド関連などに追い風となるだろう。
ただ、日経平均は前日まで3日続落しており、値がさ株の一角に反発狙いの買いが入り、小幅に上げる場面もあるだろう。
個別では、KDDI、ソフトバンクグループ(SBG)、ダイキンが安い。半面、ファストリ、セブン&アイが買われている。半導体関連株の東エレクなども高い。
