小動きスタート、NYダウ平均の下落が重荷

【寄り付き概況】

15日の日経平均株価は小動きで始まった。始値は前日比8円73銭安の3万3493円69銭。

前日の米国株市場ではNYダウが7日ぶりに反落したものの、ナスダック総合株価指数は5日続伸し年初来高値を更新した。FOMCでは事前予想通り政策金利の引き上げが見送られたが、ドットチャートでは年内あと2回の利上げが行われる可能性が示されるなど、タカ派的な内容と受けとめられた。

ただ、ハイテクセクターは半導体関連株などに買いが入り頑強な値動きをみせており、東京株式市場でもこの米株市場の地合いを引き継ぎ、全体指数が強さを発揮する展開もあるだろう。

内閣府が15日発表した4月の機械受注統計によると、民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の受注額(季節調整済み)は前月比5.5%増の9000億円だった。民間予測の中央値(3.0%増)を上回ったが、株式市場で材料視する向きは限られている。

東証株価指数(TOPIX)も小動きとなっている。

個別では、クボタやニコン、アドテストが上げた。一方、T&Dや住友ファーマ、日産自は下げた。

 

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