小じっかり,日銀会合待ちで

【後場寄り付き概況】

16日後場寄り付きの日経平均株価は小動き。前週末終値を30円程度上回る1万7400円台半ばで推移している。
前倒しで開催されている日銀金融政策決定会合の結果を見極めようすると雰囲気が強く、値動きは小さくなっている。
 
外国為替市場では、1ドル=107円近辺の推移。アジアの主要株式市場は総じて軟調。
 
前引け後の東証の立会外で、国内外の大口投資家が複数の銘柄をまとめて売買する「バスケット取引」は約295億円成立した。12時45分現在の東証1部の売買代金は概算で1兆6215億円、売買高は11億8451万株だった。
 
個別では、ソフトバンクGが高く、任天堂は小幅に上昇。トヨタがプラス圏に浮上し、コマツは上伸。三菱UFJ、三井住友が値上がりし、みずほは小幅高。丸井G、クレセゾンが高い。KDDI、中外薬も買われている。
 
半面、ファミマ、ソニーが値下がりに転じ、キヤノンはさえない。信越化が安く、武田は軟調。オリンパス、キッコマンは売られている。
 
日経平均はシカゴ先物にサヤ寄せされる中、シカゴ日経先物が1000円を超える下落で推移する中、日経平均は150円程度の上昇から始まった。その後、日本銀行が金融政策決定会合を前倒しで開くと発表を受けて、寄り付き直後には1万7726円98銭まで急伸したが、その後は急速に下押す流れの中、1万7185円27銭まで下押す局面もみられた。先物主導によるAIアルゴが発動したとみられ、短時間での荒い値動きだった。
 
日経平均は朝方の10分間の荒い値動きの後は、先週末の終値を挟んでのこう着をみせている。G7首脳による緊急のテレビ会議の内容のほか、日銀の金融政策決定会合の結果を見極めたいところであろう。

 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次