【寄り付き概況】
8日の日経平均株価は、前日比235円44銭高の2万1488円16銭と反発してスタート。
東証株価指数(TOPIX)は、16.04ポイント高の1720.00で始まった。
前日のNYダウが3日ぶりに反落したが、引けにかけて下げ渋っており、ナスダック指数は4日続伸と戻り足をみせている。
米国家経済会議委員長のコーン氏の辞任は波紋を呼んだが、鉄鋼やアルミニウムの関税強化についてホワイトハウスがメキシコやカナダ、その他同盟国を課税対象から外す可能性に言及するなどで、貿易摩擦に対する投資家の不安心理がやや後退した。
東京株式市場でもリスク回避ムードが一巡したことで値ごろ感からの買い戻しが優勢となっている。ただ、あすにメジャーSQを控えるほか、9日の米雇用統計の結果を見極めたいとの思惑もあり、買い一巡後は伸び悩む可能性もある。
取引開始前に内閣府が発表した10-12月期GDP(国内総生産)改定値は、年率換算で1.6%増と市場予想平均の1.0%増を上回った。
寄り付き時点で業種別では33業種ほぼ全面高で、値上がり上位に繊維、電気機器、倉庫、医薬品、鉄鋼など。
個別では、ソフトバンクG、ファナック、ファーストリテの値がさ株が買われ、ソニー、東エレク、キーエンス、三菱UFJ、三井住友が値を上げ、任天堂は反発した。トヨタ、日産自が強含み、SBI、NTT、KDDIが堅調で、神戸鋼、新日鉄住は買われている。
半面、Vテクが売られ、コマツは軟調。花王、資生堂が安く、三菱商は甘い。NTTドコモ、東海カが続落、JXTGはさえない。
225先物は、モルスタ・ナティクス・みずほ・クレディ・メリル・日興・GSが買い越し。
野村・ソジェン・シティ・三菱・パリバ・JP・アムロが売り越し。
TOPIX先物はメリル・大和・三菱・クレディ・日興が買い越し。
GS・JP・ソジェン・モルスタが売り越し。
メジャーSQ前だけに株数だけは多いが意味は少ない。
外資系等は、アシックス(7936)、MARUWA(5344)、名鉄(9048)、上組(9364)、キッツ(6498)、DAコンソ(6534)、冶金工(5480)、ユニオンツ(6278)、スマートバリュ(9417)、日揮(1963)、ヒロセ電(6806)、JAL(9201)、リンナイ(5947)、アイン(9627)、任天堂(7974)に注目。
テクニカル的には、東急建設(1720)、熊谷組(1861)、マクロミル(3978)、花王(4452)、フォーカス(4662)、OBC(4733)、ISID(4812)、タカラバイオ(4974)、アクセル(6730)、シスメックス(6869〉、スギ(7649)、∨テク(7717)、GMO(9449)、アイン(9627)、アイエスビー(9702)、ヤマダ電(9831)が動兆。
