寄り付き値は午前と午後の株式取引開始時の株価。
引け値は午前と午後の株式取引終了時の株価。
早く出した順ではなく価格が優先されて株価が成立する。
つまりウリとカイの株数が合致した価格。
ザラバはその寄り付きと引けの間の時間中取引のこと。
株価はいくらでもいいというのが成り行き注文。
この値段で売り買いするという指値注文。
その違いはあるが、注文を出した時間が優先される。
もちろん株価が100円の時に90円の買い注文を出しても買えない。
こういう指値注文が「板」として残る。
でも最後の引けでは、価格が合致したところで商いが成立。
「午後の終わりの大引けの値段がその日の森羅万象を反映した正しい株価」。
そう豪語する証券マンもかつて存在した。
指値で悩むのは忙しいこと。
ザラバは無視して寄り付きや引けでの商いに専念するというのも一つの投資法だろう。
市場関係者岡本さんのメール。
↓
(1)バクチは独りでやれ
(2)ギャンブル場に友達なんかいない
(3)株は悪い野郎がやるものだから、株だけはやるな。
情報は必要。
1人では生きていけない。とくに相場の神様から頂く情報は重要です。
人からの情報は鵜呑みにせず、取り入れられるものは取り入れる。
大体、人が騒いだりしている銘柄は自信がないから騒いでいるか、
売り抜けたいから騒いでいるかが普通でしょう。
新刊の「40年稼ぎ続ける投資のプロの 株で勝つ習慣」(ダイヤモンド社)でも書きましたが、
下値に買い指値が厚い銘柄ほど上がりづらい。
上がる自信があるなら、買い指値ではなく、成行買いをするでしょう。
静かなところに輝くものがある。それを見つけるのも自分1人の問題。
人生と同様、相場は自分1人の世界です。
スケジュールを見てみると・・・
13日(金):オプションSQ、マネーストック、米消費者物価、小売売上高、ミシガン大学消費者信頼感、中国貿易収支、IMF・世銀年次総会(ワシントン)
週末:セーリングワールドカップ開催(愛知)
16日(月):首都圏新規マンション販売、米NY連銀製造業景気指数、日米経済対話第2回会合、中国消費者物価、生産者物価
17日(火):米鉱工業生産、対米証券投資、独ZEW景況感
18日(水):訪日外客数、米住宅着工件数、ベージュブック、中国共産党全国代表大会(5年に1度)
19日(木):貿易統計、米CB景気先行総合指数、フィラデルフィア連銀製造業景況感、EU首脳会議、中国各種経済指標
20日(金):黒田日銀総裁が全国信用組合大会で挨拶、米中古住宅販売、APEC財務大臣会合
週末:衆院選投開票、第2四半期決算発表スタート
(櫻井)。
