安値をうかがう、英ポンド円

[概況]

12日の欧米為替市場は、全体的にリスク回避姿勢が優勢となった。そんななか、特に目立ったのが、英ポンドの売りである。英ポンドが売られる理由は、英国とEUとの貿易交渉が進展していないことや、英中銀の追加の緩和観測の台頭が挙げられる。
値動きを見ると、下落はNY時間以降に強まり、水準を132円台後半から安値131.30円まで切り下げた。さて、英ポンド円は昨夜の下落で、終値(131.34)が一目均衡表の雲の下限(131.50)を下抜ける格好で、地合いの弱さが見て取れる。
 
したがって、本日は直近安値の130.38円(5/7)を窺う展開になるのではないだろうか。仮に同水準を下抜けてしまった場合の次の下値目標は、節目130.00円を想定したい。

[提供:カネツFX証券株式会社]

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