【寄り付き概況】
7日の日経平均株価は続落して始まった。始値は前週末比351円38銭安の2万5634円09銭。下げ幅は一時500円を超えた。
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が激しさを増すなか、前週末の欧主株市場が全面安となり、下げ幅も際立った。
また、米国株市場でもNYダウなど主要株指数が揃って下値を模索する展開となった。金融株やハイテクセクターへの売りがかさみ、ナスダック総合株価指数の下げが目立つ展開となっている。発表された2月の米雇用統計は非農業部門の雇用者数が市場予想を上回ったものの、平均時給の伸びは予想を下回る結果となり、マーケットへの影響は限られた。東京株式市場でもウクライナ情勢を横目に不安定な動きが予想されるが、足もとは欧米株安の影響から、リスク回避の売りに押される展開を強いられている。
東京エレクトロン、レーザーテックなど半導体製造装置関連株が下値を探る展開となっている。前週末に東エレクは2000円を超える下落、レーザーテックも1200円あまり下げるなど売り圧力が顕著となったが、週明けの東京市場でも引き続き軟調な値動きで始まった。
