【寄り付き概況】
14日の日経平均株価は大幅続落して始まった。始値は前日比431円69銭安の2万6555円75銭。米連邦準備理事会(FRB)による利上げ加速観測から前日の米株式相場が大幅下落し、運用リスクをとりづらくなった投資家の売りが日本株にも先行している。日経平均の下げ幅は500円を超えている
リスクオフ一色の展開で、日経平均株価は大幅続落スタートとなっている。前日の欧州株市場が軒並み大幅安の展開となったほか、米国株市場でもハイテク株中心に売り込まれ、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに前週末に続いての急落に見舞われた。特に半導体関連株への売りが顕著でSOX指数の下落率が際立っている。米長期金利が急上昇するなか、インフレ高進局面でのリセッションに対する懸念が強い。
米国のインフレ加速を受けて、14~15日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に0.75%の利上げ観測が浮上し、米長期金利が急上昇した。金利上昇が逆風になりやすいハイテク株への売りはきつく、東京株式市場でも半導体関連や、ソフトバンクグループ(SBG)などの下げが目立つ。今週予定されるFOMCを前に、押し目に買い向かう動きも限定的だろう。
東証株価指数(TOPIX)は下落している。
個別では、東エレク、リクルート、KDDI、ファストリが安い。一方、味の素が高い。千葉銀、静岡銀、三菱UFJ、第一生命HDなど金融株の上昇が目立つ。
