【寄り付き概況】
22日の日経平均株価は大幅続落して始まった。始値は前日比395円42銭安の2万6515円45銭。その後は下げ幅を500円超に広げた。
全体相場はリスク回避ムードが一段と高まっている。前日の米国株市場はプレジデントデーの祝日に伴い休場だったが、欧州株市場は一段と緊迫化するウクライナ情勢を懸念して全面安商状となった。東京株式市場でもこの影響から日経平均は大きく下値を探る展開を強いられている。
ロシアのプーチン大統領は21日の大統領令で、親ロシア派武装勢力が実効支配するウクライナ東部の2地域にロシア軍を派遣するよう国防省に指示した。派兵命令を出したのはロシアを後ろ盾とする親ロ派武装勢力が占領するウクライナ東部のドネツク州とルガンスク州の一部地域。プーチン氏は派兵命令に先立ち、この2地域を独立国家として承認すると宣言していた。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は下落している。
個別では、東エレク、ファストリ、ソフトバンクグループ(SBG)、ソニーGが安い。一方、ニューヨーク原油先物相場が急伸しているのを受けてINPEX、ENEOSが買われている。
