【寄り付き概況】
26日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前日比338円64銭高の2万9068円52銭だった。上げ幅は一時500円を超えた。バイデン米大統領が25日、新型コロナウイルスのワクチン接種目標を倍増させることを表明した。経済正常化が進むとの期待から、米株式相場が上昇した流れを引き継いだ。
東証株価指数(TOPIX)のバリュー(割安)指数の上昇率が同グロース指数を上回っており、バリュー株優位の展開。円相場の下落を追い風に自動車株が上昇しているほか、米金利上昇で金融株も買いが優勢となっている。
3月期末の配当権利付き最終売買日を29日に控え、権利取りを狙った買いが入るとの思惑もある。
JPX日経インデックス400とTOPIXも続伸している。
また、為替は1ドル=109円20銭前後と前日夕方に比べやや円安で推移している。
寄り付き時点で業種別では33業種全てが高く、値上がり上位は海運、非鉄、鉄鋼、水産、建設、銀行、証券など。
個別では、ソフトバンクG、東エレクなどが上昇している。信越化、KDDIも上げている。半面、トレンドマイクロ、ニコン、シチズンなどが安い。
