大幅続伸、FOMC通過で買い安心感

【寄り付き概況】

16日午前の東京株式市場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)を無事通過したことに対する安心感や外国為替市場での円安進行を受けて買いが広がっている。日経平均株価は前日比408円65銭高の2万8868円37銭と大幅に続伸して始まった。
取引時間中に2万9000円を上回るのは11月26日以来。
 
米連邦準備理事会(FRB)は15日のFOMCで、インフレ懸念を背景に量的金融緩和の縮小(テーパリング)の加速を決めた。テーパリングを終える時期を従来の2022年6月から3月へ前倒しするとともに、22年中に計3回の政策金利の引き上げを見込む。
 
金融引き締めのペースが想定の範囲にとどまったとの受け止めから、15日の米ダウ工業株30種平均は383ドル上昇。東京市場でも投資家が運用リスクをとる動きが強まった。FOMCを受けて円売り・ドル買いも進み、景気敏感株を中心に幅広い銘柄に買いが入っている。
 
 
JPX日経インデックス400は続伸。東証株価指数(TOPIX)も続伸し、心理的な節目の2000を上回っている。
 
個別では、日産自や郵船が買われている。オリンパスやキヤノンも高い。半面、新生銀や日本紙が下落している。

 

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