大幅続伸、米株上昇で心理改善

【寄り付き概況】

30日前場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比233円34銭高の2万1392円42銭で始まった。
2万1300円台半ばを中心に推移している。東証株価指数(TOPIX)は、14.03ポイント高の1718.03で始まった。
 
前日のNYダウ、ナスダック指数ともに反発、これを受けて東京市場でも主力株をはじめ広範囲に買い優勢でスタートしたこのところ軟調な場面が目立っていたIT株やハイテク株が総じて上昇した。投資家心理が改善し、日本株にも買いが波及している。
 
JPX日経インデックス400も続伸している。
 
足もと外国為替市場では1ドル=106円台半ばの推移と円安が一服していることや、30日は欧米など海外の主要株式市場が休場となることで、外国人投資家などの買い注文は限られそうでその分上値は重くなる可能性がある。
 
経済産業省が30日に発表した2月の鉱工業生産指数速報は前月比4.1%上昇と、QUICKがまとめた民間予測の中央値(同5.0%増)を下回った。
もっとも同時に公表した予測調査では4月は5.2%上昇で「電子部品や工作機械の需要は根強く、鉱工業生産の基調としての強さに変化はない」との見方から、現時点では特に材料視されていない。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、ほぼ全面高で値上がり上位に鉱業、海運、石油、不動産、精密機器など。
 
個別では、東エレクやアドテストなど半導体関連が高い。菱地所や郵船の上昇も目立つ。一方、資生堂や花王、日本ハムは下げている。
 
225先物は、みずほ・ナティクス・日興・パリバ・野村が買い越し。
ドイツ・UBS・バークレイズ・メリル・ソジェンが売り越し。
TOPIX先物はみずほ・ソジェン・メリル・アムロが買い越し。
バークレイス・ドイツ・JP・ドイツが売り越し・
 
テクニカル的には、メンバーズ(2130)、SMC(2175)、Vコマース(2491)、コカ(2579)、サントリー(2587)、ロック・フィールド(2910)、JINS(3046)、ビックカメラ(3048)、ココカラ(3098)、Bガレ(3180)、協和キリン(4151)、ニチバン(4218)、大日住薬(4506)、JCR(4552)、富士薬(4554)、OLC(4661)、ITFOR(4743)、ミルボン(4919)、小林薬(4967)、ERI(6083)、エラン(6099)、日光電(6849)、堀場(6856)、スギ(7649)、ユニー(8028)、Gウィン(8111)、木曽路(8260)、丸井(8252)、東セン(8439)、
Eギャラ(8771)、丸全運(9068)、九電(9508)、東邦ガス(9538)が動兆。

株ちゃんofficial xはこちら!
目次