【寄り付き概況】
6日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前日比321円54銭高の2万3641円10銭。
前日のNYダウが480ドルを上回る上昇をみせ3日続伸、3営業日合計で上げ幅は1000ドルを超えた。ナスダック総合指数も3連騰で過去最高値を更新するなど、リスクオンが加速する形となった。
5日にロイター通信が中国メディアを引用し「中国の大学の研究者が新型肺炎に効果的な治療薬を発見した」などと伝わった。「世界保健機関(WHO)がワクチンや治療薬などの開発に向け、11~12日にジュネーブで専門家会合を開く」とも伝わっており、新型肺炎に対する警戒感が和らいだ。これが買いの手掛かりとなった。中国人民銀の資金供給や中国政府による財政政策など景気刺激策への期待感も株高を助長する環境にある。
外国為替市場で円相場が1ドル=109円台後半と円安・ドル高が進行しており、トヨタやホンダなど輸出関連株の買いが指数を押し上げている。
個別では、佳境入りとなっている企業の決算発表を横目に明暗を分けそうだ。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続伸している。
寄り付き時点で業種別では33業種全面高で、値上がり上位に鉱業、海運、鉄鋼など。
個別では、ソニー、トヨタ、ソフトバンクGの主力株や東エレク、アドバンテス、信越化、村田製、TDK、日本製鉄、コマツ、安川電が高い。また、前日決算を発表した古河電、住友電、パンパシHDは買い気配から始まり、武田、アステラス薬も値を上げている。
半面、上場来初の赤字に転落したディーエヌエーが売り気配から始まり、スクエニHD、コロプラ、レノバが値を消している。
テクニカル的には、ヤマウラ(1780)、住友林(1911)、太平電(1968)、フィード・ワン(2060)、LIFULL(2120)、亀田菓(2220)、カルビー(2229)、プリマ(2281)、林兼産(2286)、伊藤米久(2296)、ルネサンス(2378)、サッポロ(2501)、オエノン(2533)、キーコーヒー(2594)、カワチ(2664)、キッコーマン(2801)、東洋水産(2875)、フジッコ(2908)、わらべや(2918)、なとり(2922)、クリエイトSD(3148)、スターティア(3393)、宮地エンジ(3431)、トーカロ(3433)、プロパティA(3464)、日フェルト(3512)、ワコール(3591)、三菱総研(3636)、ティーガイア(3738)、テクマト(3762)、大王紙(3880)、ネオジャパン(3921)、テモナ(3985)、日本化(4092)、フェイス(4295)、メディカルシ(4350)、サカタイン(4633)、オービック(4684)、BML(4694)、トレンド(4704)、トーセ(4728)、ビーエンジ(4828)、メック(4971)、高純度(4973)、東特線(5807)、ベクトル(6058)、SMN(6185)、クボタ(6326)、ダイキン(6367)、栗田工(6370)、米カレント(6532)、能美防(6744)、横河(6841)、ノジマ(7419)、西松屋(7545)、オリンパ(7733)、トランザ(7818)、前田工繊(7821)、エフピコ(7947)、忠(8001)、ヤマトイン(8127)、日ガス(8174)、コメリ(8218)、イオン(8267)、新生銀(8303)、広銀(8379)、JR東海(9022)、ヤマト(9064)、スマートバ(9417)、KDDI(9433)、関電(9503)、燦(9628)、スクエニ(9684)、元気寿司(9828)、ニトリ(9843)、ミニスト(9946)が動兆。
人気は、セプテーニ(4293)、WSCOPE(6619)、BEENOS(3328)、AICROSS(4476)、日曹達(4041)、タマホーム(1419)、セーレン(3569)、日ユニシス(8056)、新日本建(8893)、日水(1332)、横河ブ(5911)、ファーマF(2929)、チェンジ(3962)。
