大幅反発スタート、米国株高などで買い先行

【寄り付き概況】

5日の日経平均株価は、前日比259円35銭高の2万667円89銭と大幅に反発してスタート。
一時2万0700円台に乗せ、前日から上げ幅は320円を超えた。
  
現地4日のNYダウ工業株30種平均が2万5332ドルで終え、上げ幅は512ドルと今年2番目の大きさとなった。パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の講演をきっかけに、金融緩和期待が高まり、NYダウが大幅続伸し、ナスダック総合指数も3日ぶりに急反発。きのう4日に下げ渋る動きをみせていたこともあり、買い先行となった。
 
中国商務省が米国との貿易摩擦に関し対話を続ける意向を示したほか、米共和党議員が米政権によるメキシコ製品への追加関税を阻止するために動いているとの報道を受け、米国を発端にした通商問題への懸念が後退した。中国関連株への買いも相場を押し上げている。
 
米市場では主な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が4.2%高となるなど、ハイテク株の上昇が目立った。東京株式市場でも東エレクやアドテストといった半導体関連株が大きく上昇。このところ下げが目立っていたTDKや京セラといった電子部品株に押し目買いが入り、相場上昇をけん引している。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も上昇している。
 
寄り付き時点で業種別では33業種全面高で、値上がり上位に海運、機械、その他金融、非鉄、ガラス土石など。
 
個別では、ソフトバンクグループ(SBG)が高い。ファナックや安川電、日立建機など中国関連株の上げも目立つ。トヨタ、ホンダが買われ、任天堂、ソニー、日立、ァナック、東エレクが値を上げている。第一三共、武田は堅調。三菱UFJ、三井住友も高い。
 
一方、ファストリは朝高後に下げに転じた。花王やコナミHD、キリンHD、スクエニHDが下落している。

225先物は、大和・アムロ・バークレイズ・ナティクス・日興が買い越し。
野村・クレディ・UBS・ソジェン・JP・メリルが売り越し。
TOPIX先物はメリル・JP・三菱・大和・アムロが買い越し。
ソジェン・GS・シティ・みずほが売り越し。

テクニカル的には、高松(1762)、ユーグレナ(2931)、トレファク(3093)、enish(3667)、チタン工(4098)、TOYOTIRE(5105)、前澤給(6485)、日新電(6641)、リオン(6823)、Gセブン(7508)、共同印(7914)、ツツミ(7937)、カナデン(8081)、イワキ(8095)、新生銀(8303)、ブックオフ(9278)、日本通信(9424)が動兆。

 

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