大幅反発、405円高リスクオン加速、年初来高値上回る

28日午前の日経平均株価は大幅に反発した。
前引けは前日比405円66銭高の2万4202円40銭。1月23日に付けた年初来高値(2万4124円15銭)を上回り、一時1991年11月以来ほぼ27年ぶりの高値圏を付けた。
 
前日の米国株市場でNYダウなど主要指数が上昇したことや、外国為替市場で1ドル=113円台半ばまで円安が進行したことなどを背景にリスクオンの流れが一気に強まった。
業績改善期待から機械や電気機器など輸出関連株を中心にほぼ全面高となった。
 
また、相場の流れに追随して売買するCTA(商品投資顧問)などのヘッジファンドの買いが日経平均先物に買いを入れ、現物株の上値追いに弾みを付けた面もあったようだ。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も反発した。
 
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆2811億円、売買高は6億6786万株だった。
東証1部の値上がり銘柄数は1788と、全体の8割強を占めた。値下がりは271、変わらずは44だった。
 
業種別株価指数は情報・通信業、電気機器、輸送用機器、銀行業など全33業種が上昇した。
 

個別では、ソフトバンクグループ、ソニーが大商いで高いほか、ファーストリテイリングも一時2000円近い上昇をみせた。三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクも高い。エーザイの上昇幅が大きかった。中小型株ではアカツキ、JCRファーマが値を飛ばし、ソースネクストも物色人気。
 
半面、パナソニックや東レが下落。スタートトゥやサイバーが安かった。前日まで連日ストップ高をしていた田淵電機が利食われ、スター・マイカ、ブレインパッドなども安い。タムラ製作所も下落した。
 
 
東証2部株価指数は前日比63.50ポイント高の7379.77ポイントと反発した。
値上がり銘柄数は269、出来高4148万株。
 
個別では、安川情報システムが一時ストップ高と値を飛ばした。ベネフィット・ワン、トーヨーアサノ、SECカーボン、プレミアグループ、南陽は年初来高値を更新。ハリマ共和物産、石井表記、フジマック、鶴弥、チャーム・ケア・コーポレーションが買われた。
 
一方、神鋼鋼線工業、FDK、神姫バス、シャルレが年初来安値を更新。キャピタル・アセット・プランニング、インタートレード、ショクブン、セコニックホールディングス、赤阪鐵工所が売られた。

 

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