6日の東京株式は大幅に続落し、下値を探る展開となりそう。
日経平均株価の予想レンジは、1万9950円-2万400円。
現地5日の米国株式の大幅な下落を受け、シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、5日の大阪取引所終値比350円安の2万240円だった。
朝方から株価指数先物を中心に売りが先行し2万円をうかがう展開が見込まれる。
日経平均は5日に366円下落し、2万0720円と6月4日以来およそ2カ月ぶりの安値で終えた。チャート上では、心理的な節目である2万円や1月に付けた年初来安値(1万9561円)まで目立った節目は見当たらない。
また、米財務省は、中国を為替操作国に認定した。米中対立への警戒感が高まり、リスク回避姿勢が強まりそうだ。
為替相場は、ドル・円が1ドル=105円台の半ば(5日終値は105円94-95銭)と円高に傾く一方、ユーロ・円が1ユーロ=118円台の半ば(同117円91-95銭)と円安に振れている。対ドルでの円高進行を警戒し、輸出関連銘柄には重しとなりそう。
日程面では、国内では、総務省が寄り付き前に6月の家計調査、内閣府が午後に6月の景気動向指数速報値をそれぞれ発表する。取引終了後には、ダイキンやNTTが2019年4~6月期、SUMCOなどが1~6月期の決算発表を予定している。
【好材料銘柄】
■サイネックス <2376>
4-6月期(1Q)経常は4.7倍増益で着地。発行済み株式数(自社株を除く)の11.46%にあたる70万株(金額で4億5780万円)を上限に、8月6日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施。資本提携を解消するヤフー <4689> による保有株売却に対応する。
■ワールドホールディングス <2429>
上期経常は一転26%増益で上振れ着地。
■ダイワボウホールディングス <3107>
4-6月期(1Q)経常は2.2倍増益で着地。
■エスイー <3423>
4-6月期(1Q)経常は46倍増益で着地。
■リミックスポイント <3825>
仮想通貨不正流出の発生で全サービスを停止しているビットポイントジャパンのサービス業務を6日頃から段階的に再開する。
■エムケイシステム <3910>
20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比3.8倍の3000万円に急拡大し、4-9月期(上期)計画の8200万円に対する進捗率は4年平均の29.1%を上回る36.6%に達した。
■オリコン <4800>
20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比80.8%増の2.8億円に拡大した。
直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の17.3%→27.3%に急上昇した。
■シグマクシス <6088>
4-6月期(1Q)経常は67%増益で着地。発行済み株式数(自社株を除く)の1.19%にあたる25万株(金額で3億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は8月13日から8月26日まで。
■NEW ART HOLDINGS <7638>
4-6月期(1Q)経常は5倍増益で着地。
■ワールド <3612>
4-6月期(1Q)税引き前は37%増益・上期計画を超過。
■ブライトパス・バイオ <4594>
米国で実施していたがんペプチドワクチン「GRN-1201」のメラノーマを対象とする第1相臨床試験で、主要評価項目の良好な安全性・忍容性と副次評価項目の免疫応答を確認。
■日総工産 <6569>
4-6月期(1Q)経常は26%増益で着地。
【主な経済指標・スケジュール】
【国内】
6(火)
6月家計調査(8:30)
6月毎月勤労統計(8:30)
6月景気動向指数(14:00)
30年国債入札
《決算発表》
ユニチカ、、スクエニHD、DMG森精、鹿島、クラボウ、明治HD、古河機、タクマ、日精機、いなげや、五洋建、井村屋G、丸大食、キリンHD、宝HD、サンマルクHD、SUMCO、GMOPG、ステラケミファ、沢井製薬、ライオン、タカラバイオ、東海カ、リンナイ、ブランジスタ、ダイキン、CKD、SANKYO、ブラザー、ダイヘン、GSユアサ、サンケン電、ルネサス、日信号、エレコム、横河電、堀場製、ノジマ、ゼンショーHD、ワークマン、Uアローズ、島津製、ニコン、フジシール、タカラトミー、ケーズHD、ジャックス、三菱Uリース、菱地所、テーオーシー、カチタス、京阪HD、名鉄、NTT、カゴメ、ライト工、サッポロHD、りらいあ、ミツウロコGHD、ユー・エス・エス、グローリー
【海外】
《米決算発表》
デボン・エナジー、ウォルト・ディズニー
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
