大きなイベントを通過して今週のドルは小動きか

[概況]

先週末3日に発表された米7月雇用統計は非農業部門雇用者数が予想を下回ってドルは売られ、続いて発表された7月ISM非製造業景気指数も予想を下回り、ドルは当日安値111.100円まで下落した。
 
しかし予想を下回る経済指標や米中貿易摩擦再燃にも拘わらず、好調な企業決算を受けた買いにNY株式市場は3市場とも上昇して引け、ドルも下げ止まると最後は111円を維持して引けた。今週もドルは好調な米国景気を受けたNY株式市場の上昇期待によるドル買い要因と貿易摩擦への警戒に対する売り要因とのせめぎ合いが続くと予想され、ドルは下値は堅いと見られる一方、上値も重いのではないかと考えている。
 
今週の米国は8日(水)MBA住宅ローン申請件数、9日(木)7月生産者物価指数、新規失業保険申請件数、10日(金)7月消費者物価指数、7月財政収支などと少なくなっており、上下どちらかに大きくトレンドが発生する可能性は低いのではないか。

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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