大きなイベントを終え、今週は本格的な夏休みシーズンに入る事もあって為替市場は小幅揉み合いか

[概況]

先週末4日に発表された米7月雇用統計は非農業部門雇用者数の予想を上回る結果にドルは111円台を付けるまで上昇し、NY株式市場ではダウが8営業日連続で史上最高値を更新する上昇となり、ナスダックとS&P500も反発して引けた。ドルは最後110円台後半で引け、110円を割れると買われ、111円台では上値が重くなる揉み合い状況が続いている。

大きなイベントが終了し、今週は日米ともに本格的な夏休みシーズンに入り、米経済指標の発表も少なくなる事から、株式・為替の両市場とも大きな動きは期待薄ではないかと考えている。

今週の米経済指標は9日(水)MBA住宅ローン申請件数、第2四半期非農業部門労働生産性指数、10日(木)新規失業保険申請件数、7月生産者物価指数、7月財政収支、11日(金)7月消費者物価指数などとなっている。NYダウが史上最高値更新を続ける中で、ドル安が続くとは考えにくい一方、利上げ期待も後退している為にドル高も難しくなっている状況では、レンジ揉み合いと見るのが妥当ではないか。

[提供:カネツFX証券株式会社]

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