大きく水準を切り下げる展開か

4日の日経平均株価は大きく水準を切り下げる展開を予想する。
日経平均株価の予想レンジ:2万2900円-2万3200円。
反落後、模様眺めムードが広がりそうだ。
朝方は、現地3日の米国株式が下落した動きを受け、売り先行のスタートとなろう。
手がかり材料難のなか、主体的に動く投資家も少なく、見送り姿勢が強まりそう。
相場下落が一時的な調整にとどまるのかどうかを判断するうえで、押し目を拾う投資家がどれほどいるのか、下値の買い注文の推移に注意を払う重要な一日となるだろう。
消去法的に、海外動向の影響を受けづらいとされる、内需関連の中小型株に物色の矛先が向かう場面も想定される。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=106円台の前半(3日終値は106円21-22銭)、ユーロ・円が1ユーロ=125円台の半ば(同125円51-55銭)と小動き。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、3日の大阪取引所終値比375円安の2万3095円だった。
 
 
【好材料銘柄】
 
■ラクーンホールディングス<3031>
今期経常を43%上方修正・最高益予想を上乗せ、未定だった配当は9.5円増配。
 
■ビープラッツ<4381>
トヨタカローラ鹿児島が展開する洗車のサブスクリプションサービスに「Bplats」が採用。
 
■OSJBホールディングス<5912>
発行済み株式数(自社株を除く)の1.34%にあたる160万株(金額で3億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は9月4日から12月30日まで。
 
■明和産業<8103>
日本総合研究所、中国・国家新能源汽車技術創新中心と新エネルギー自動車電池で戦略的協業。
 
■モーニングスター<4765>
子会社SBIアセットマネジメントが運用する「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」の純資産残高が700億円を突破。
 
■ロゼッタ<6182>
音声映像配信ソリューションに強みを持つp2p社とグローバル・ユビキタスの開発で資本業務提携。
 
■不二電機工業<6654>
上期経常は24%増益で着地。また、発行済み株式数(自社株を除く)の4.22%にあたる25万株(金額で3億2275万円)を上限に、9月4日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
 
■アルチザネットワークス<6778>
前期経常が上振れ着地・今期は16%増益、6円増配へ。5G向け高負荷機能テストソリューションをNTTドコモ<9437>から受注。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
4(金)
【国内】
《決算発表》
カナモト、ソフトウェアサー、日駐、ハイレックス、アイル、ポールHD、フジコーポ、モロゾフ、ファースト住、日ハウスHD、ナトコ、ケア21、ザッパラス、ティーライフ、ゼネパッカー、エイケン工業、ナガノ東、桂川電、トミタ電機
 
【海外】
米8月雇用統計(21:30)
 

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

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