東証グロース市場は7日ぶりに反落。前引けにかけて買われてプラス浮上したが、大引けに向けて徐々に売りが先行した。グロース250とグロースCoreは軟調。
東証グロース市場250指数の終値は前日比0.16ポイント(0.03%)安の592.74だった。朝方は小安く始まったが、日経平均株価が上昇に転じると、新興株にも投資余力の増した個人投資家などの買いが優勢となった。もっとも、東証グロース市場250指数はこのところ連騰していたこともあり、買い一巡後は利益確定売りなどに押された。
この日は指数の上昇こそ止まったが、グロース市場全体の売買代金の回復傾向は続いており、「個人の評価損益率もいくぶん改善しているようだ」という。ただ、グロース市場の値上がり銘柄数は急減しており、「リバウンド局面もそろそろ終わりだとみて利益確定に動いた人がいるのだろう」との指摘もあった。
グロース市場ではジーエヌアイや弁護士COMが下落した。一方、エニマインドやソラコムが上昇した。
値上がり銘柄数295、値下がり銘柄数280と、売り買いが拮抗した。
個別では、FRONTEO、AI CROSS、JTOWER、ペルセウスプロテオミクス、ファーストアカウンティングなど9銘柄がストップ高。データセクション、アクリート、オムニ・プラス・システム・リミテッドは一時ストップ高と値を飛ばした。フルッタフルッタ、グランディーズ、アンビション DX ホールディングス、ボードルア、モダリスなど10銘柄は年初来高値を更新。プレシジョン・システム・サイエンス、BuySell Technologies、HPCシステムズ、総医研ホールディングス、カウリスが買われた。
一方、モンスターラボホールディングス、マーソ、Birdmanがストップ安。ナイル、インバウンドテック、スポーツフィールドなど5銘柄は年初来安値を更新。トレンダーズ、弁護士ドットコム、unerry、インバウンドプラットフォーム、グリーンモンスターが売られた。
目次
