売り買い拮抗、軟調な推移

 
東証グロース市場は、東京株式市場全般が大きく上昇する中、グロース市場は蚊帳の外で軟調な推移。東証マザーズ指数は小幅ながら3営業日続落。終値は前週末比0.19ポイント(0.03%)安い745.54だった。米ハイテク株高を好感した買いと戻り待ちの売りが交錯する中、売り優勢で終えた。一方、グロースCoreは続伸した。
米連邦公開市場委員会(FOMC)など重要イベントを控えて方向感に欠いた展開だった。新規株式公開(IPO)銘柄の売買は活発だった。
M&A総研、ポーターズ、ギックスが買われた。一方、サンバイオ、ヤプリが下落した。
 
市場からは「成長株の一角を中心に高値を取りにいこうとする動きは感じられるものの、米ナスダック総合指数が明確に戻り基調にならないとマザーズの上値も重たいままだ」との声が聞かれた。
値上がり銘柄数217、値下がり銘柄数233と、売り買いが拮抗した。
 
東証グロース市場に28日に新規上場したプラスゼロは上場2日目となる31日、9時に公開価格1650円の2.3倍となる3805円で初値を付けた。その後は制限値幅の上限(ストップ高水準)にあたる4505円まで買われた。
 
個別ではバンク・オブ・イノベーション、pluszero、ギックス、M&A総合研究所がストップ高。LAホールディングス、FPパートナー、メンタルヘルステクノロジーズ、ブティックスなど6銘柄は年初来高値を更新。ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ、ポーターズ、ミクリード、ビーブレイクシステムズ、ジェイフロンティアが買われた。
 
 一方、ジェイグループホールディングス、オークファン、サインド、アンジェス、サンバイオなど12銘柄が年初来安値を更新。SBIリーシングサービス、アルファクス・フード・システム、unerry、ヤプリ、TDSEが売られた。
 

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