東証グロース市場は前日の米ハイテク株高を支えに買いがやや優勢だった。ただ、日米の長期金利の上昇でグロース市場の主力銘柄には売りが出て指数は下げる場面も目立った。
グロースCoreは軟調。東証マザーズ指数は、前日比0.58ポイント(0.08%)高の735.15だった。大きく上げた後に特に材料がないまま失速するなど、値動きの不安定な銘柄が散見された。「個人による資金の出し入れは相変わらず激しい」という。
一時はグロース銘柄の6割の銘柄が上昇していたが、最終的には騰落伯仲状態になっており、マザーズ指数も寄り後はじり安展開となった。「小型株は運用成績が悪化しており、戻り待ちの売りが出やすい」とされ、新興企業市場の反発力は弱い。
グロース市場ではスカイマーク、クオリプス、アイスペースが上昇した。一方、JTOWERやフリーは下げた。
値上がり銘柄数268、値下がり銘柄数250と、売り買いが拮抗した。
個別ではアーキテクツ・スタジオ・ジャパン、アジャイルメディア・ネットワーク、メイホーホールディングス、和心がストップ高。ジーエヌアイグループ、日本ファルコム、シェアリングテクノロジー、アララ、rakumoなど14銘柄は年初来高値を更新。メディアシーク、海帆、Globee、スマートドライブ、デリバリーコンサルティングが買われた。
一方、免疫生物研究所がストップ安。くふうカンパニー、Amazia、HOUSEI、アドベンチャー、レントラックスなど7銘柄は年初来安値を更新。識学、プレミアアンチエイジング、グローム・ホールディングス、ブティックス、ヌーラボが売られた。
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