売り買い拮抗、新興株にも買い

 
東証グロース市場は朝方、売り買いが交錯したものの、徐々に割安感をみた買いが優勢となり、プラス圏で大引けた。グロースCoreは5日続伸、東証マザーズ指数は4営業日続伸。
東証マザーズ指数の終値は前日比5.41ポイント(0.73%)高い750.77だった。朝方は前日の米株安が重荷となって下落する場面もあったが、日経平均株価が堅調に推移するなかで次第に新興株にも買いが入った。
 
東証グロース市場では、かっこやグッピーズ、エヌピーシーが上昇した。一方、シリコンスタジオやアスタリスクは下落した。
値上がり銘柄数248、値下がり銘柄数244と、売り買いが拮抗した。
 
12日に東証グロース市場に上場したアイスペースは、公開価格(254円)の3.9倍にあたる1000円で初値を付けた。終値は初値比201円(20.1%)高の1201円だった。 
 
市場では「主力株の商いが薄い中、中小型株で値動きの出たものや決算などの材料があったものが物色された」との声が聞かれた。
 
個別では、テックファームホールディングス、FFRIセキュリティ、グッピーズ、Arent、エヌ・ピー・シーなど6銘柄がストップ高。かっこ、ispaceは一時ストップ高と値を飛ばした。ロコンド、シリコンスタジオ、ラキール、シイエヌエス、WACULなど27銘柄は年初来高値を更新。リニューアブル・ジャパン、チームスピリット、pluszero、関通、インターファクトリーが買われた。
 
 一方、アミタホールディングス、サンワカンパニー、フーバーブレイン、クラスターテクノロジー、EduLabなど18銘柄が年初来安値を更新。AppBank、アイドマ・ホールディングス、アスタリスク、フィードフォースグループ、セルシードが売られた。

 

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