売り買い拮抗、押し目買い

 
東証グロース市場は相場全体を方向付ける決め手を欠き、売り買い交錯状態となった。東証マザーズ指数、グロースCoreは小反発。東証マザーズ指数は押し目買いなどに支えられて小幅に反発して終わったが、上げ幅は限られた。東証マザーズ指数の終値は前週末比0.94ポイント(0.12%)高い753.82だった。東証プライム市場の銘柄の多くが堅調ななか、グロース銘柄も買いが優勢だった。好材料が出た銘柄への資金流入も目立った。
ただ、マザーズ指数は次第に上げ幅を縮めた。市場では「国内の主要企業の決算発表が控えるなか、積極的に上値を追える状況ではない」との声が聞かれた。
 
東証グロース市場では、ハナツアーJや旅工房などインバウンド(訪日外国人客)関連株が上昇した。レッティは制限値幅の上限まで買われた。一方、ArentやQDレーザは下落した。
値上がり銘柄数241、値下がり銘柄数252と、売り買いが拮抗した。
 
個別では、Welby、アクアライン、グッドパッチ、Rettyがストップ高。ファンデリー、オークファン、アルファクス・フード・システム、GMOフィナンシャルゲート、チームスピリットなど17銘柄は年初来高値を更新。ispace、インバウンドテック、HANATOUR JAPAN、バリュエンスホールディングス、KIYOラーニングが買われた。
 
 一方、True Dataが一時ストップ安と急落した。地域新聞社、ソフトマックス、はてな、ココナラ、THECOOなど31銘柄は年初来安値を更新。ギックス、ラストワンマイル、セルシード、ジェノバ、ラバブルマーケティンググループが売られた。
 
 

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