東証グロース市場は米金融引き締めの長期化懸念から前日の米株式相場が下落し、日経平均株価が軟調に推移するなか、投資家心理の悪化を映して新興株市場の銘柄にも売りが出た。一時は1月4日に付けた年初来安値(712.42)を下回った。ただ下値では買いも入り、小幅に上昇に転じる場面もあった。東証マザーズ指数、グロースCoreはともに続落。
東証マザーズ指数の前引けは前日比0.92ポイント(0.13%)安い720.20だった。
東証グロース市場ではビジョナルやM&A総研、フリーが売られた。一方、カバーやヘッドウォ、ラボロAIが買われた。
値上がり銘柄数264、値下がり銘柄数242と、売り買いが拮抗した。
個別では、アマナ、エーアイ、JDSC、jig.jp、アジャイルメディア・ネットワークがストップ高。プレミアアンチエイジング、JMCなど4銘柄は年初来高値を更新。Laboro.AI、ヘッドウォータース、キッズウェル・バイオ、Unipos、メディアシークが買われた。
一方、ITbookホールディングス、アクセルマーク、駅探、デジタルプラス、メディア工房など43銘柄が年初来安値を更新。モンスターラボホールディングス、日本スキー場開発、JRC、HANATOUR JAPAN、プロジェクトカンパニーが売られた。
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