売り買い拮抗、戻り待ちの売り

 
東証グロース市場は米長期金利の低下で新興銘柄の相対的な割高感が後退した。19日に日経平均株価が上昇したことも投資家心理の改善に寄与した。一方、グロース市場銘柄の多くは年初から株価の出遅れが目立っていたため、含み損を抱える投資家による戻り待ちの売りが指数の上値を抑えた。
グロースCoreは下落。東証グロース市場250指数は小幅に反発した。前引けは前日比0.17ポイント(0.03%)高の633.07だった。
グロース市場ではカバーやサンバイオが上昇した。一方、クオリプスやmonoAIは下落した。
 
きょうグロース市場に上場したライスカレーは公開価格(1420円)を140円(9.85%)上回る1560円で初値を付け、前場終値は初値比100円(6.41%)安の1460円だった。
値上がり銘柄数258、値下がり銘柄数261と、売り買いが拮抗した。
 
個別では学びエイド、ELEMENTSがストップ高。AHCグループは一時ストップ高と値を飛ばした。G-FACTORY、DAIWA CYCLE、GMO TECH、ジーニー、ライフネット生命保険など10銘柄は年初来高値を更新。GLOE、AppBank、ファンペップ、旅工房、GreenEnergy & Companyが買われた。
 
 一方、シンカ、ハンモック、D&Mカンパニー、Chordia Therapeutics、インテグループなど15銘柄が年初来安値を更新。monoAI technology、クオリプス、グッドパッチ、ブレインズテクノロジー、ジャパンM&Aソリューションが売られた。
 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次