東証グロース市場はグロースCore、東証マザーズ指数はともに強含み。東証マザーズ指数の前引けは前日比1.52ポイント(0.21%)高い734.92だった。18日の米株高を受けて投資家心理が上向いた。好材料銘柄への買いも支えになった。
ただ指数は軟調に推移する場面もあった。米国の金融引き締めを背景に長期金利がさらに上昇するとの警戒は強く、高PER(株価収益率)の銘柄が多い新興銘柄には売りが出た。2022年4~9月期決算の発表が本格化するのを前に持ち高整理の売りも出やすいとの指摘があった。
新作ゲームの配信開始を発表したバンクオブイが制限値幅の上限(ストップ高水準)まで買われた。バーチャレクも上昇した。一方、JTOWERやEnjinは下落した。
値上がり銘柄数218、値下がり銘柄数220と、売り買いが拮抗した。
きょうグロース市場に新規上場したSBIリーシは公開価格(2980円)を320円(10.7%)上回る3300円で初値を付けた。午前終値は初値を60円(1.8%)上回る3360円だった。
個別では、バンク・オブ・イノベーション、ログリーがストップ高。フレアスは一時ストップ高と値を飛ばした。霞ヶ関キャピタル、ウォンテッドリー、ピー・ビーシステムズ、ジャパンワランティサポート、イーディーピーなど6銘柄は年初来高値を更新。セーフィー、TORICO、VALUENEX、フィーチャ、ラキールが買われた。
一方、ジェイグループホールディングス、コラボス、アンジェスが年初来安値を更新。エーアイ、GA technologies、フェニックスバイオ、オンデック、サイジニアが売られた。
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