東証グロース市場は、前日の米株高や為替の円安・ドル高基調などを背景に投資家の資金が大型株に向かう中、散発的な売りに押された。新興市場では手がかりとなる材料に乏しく、積極的な買いは見送られた。
グロース市場の騰落銘柄数は、値上がり銘柄数と値下がり銘柄数が伯仲した。商いも薄く「堅調に推移するプライム市場に資金が流出している」との声が聞かれた。
東証マザーズ指数は小幅続落。グロースCoreは反落。東証マザーズ指数の終値は前日比1.35ポイント(0.18%)安い760.17だった。東証グロース市場ではカバーやジーエヌアイ、GENDAが売られた一方、ABEJAやエヌ・ピー・シー、フリーが買われた。
値上がり銘柄数260、値下がり銘柄数258と、売り買いが拮抗した。
個別では、ストレージ王、True Data、アクアライン、エヌ・ピー・シーがストップ高。イメージ情報開発、アーキテクツ・スタジオ・ジャパン、松屋アールアンドディ、アイ・パートナーズフィナンシャルは一時ストップ高と値を飛ばした。ベースフード、アプリックス、ヤプリ、ブロードエンタープライズ、ブランジスタなど14銘柄は年初来高値を更新。テクノロジーズ、ブライトパス・バイオ、パルマ、ミクリード、セレンディップ・ホールディングスが買われた。
一方、バリューゴルフ、トランザクション・メディア・ネットワークス、BBDイニシアティブ、インバウンドプラットフォーム、アドベンチャーなど8銘柄が年初来安値を更新。ジーエヌアイグループ、モダリス、クリアル、リファインバースグループ、トゥエンティーフォーセブンが売られた。
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