売り買い拮抗、出遅れ感が意識される

 
東証グロース市場は最近の堅調地合いが引き継がれ、買い優勢で推移した。グロースCoreは4日ぶりに反落した。東証マザーズ指数は4営業日続伸。終値は前日比6.43ポイント(0.75%)高い864.77となり、2022年1月以来およそ1年5カ月ぶりの高値を付けた。東証グロース銘柄は朝方に売りが先行したが、プライム銘柄と比べた出遅れ感が意識され買いが優勢となった。
 
東証グロース市場では、グロービーやABEJAなど直近の新規株式公開(IPO)銘柄が買われた。一方、カバーやM&A総研は下げた。
値上がり銘柄数259、値下がり銘柄数245と、売り買いが拮抗した。
 
21日にグロース市場に上場したシーユーシーは公開価格(1920円)を上回る4430円で初値を付け、終値は4600円だった。
 
市場関係者は「個人の信用評価損益率はマイナス1桁台前半と絶好調で、元気に資金を動かしている」と個人投資家の物色意欲の強さを指摘。「最近新規上場した銘柄を中心に値動きが激しいものなどが買われている」とみていた。
 
 個別では、アララ、Globeeがストップ高。インフォネット、マーキュリーリアルテックイノベーター、シーユーシーは一時ストップ高と値を飛ばした。総医研ホールディングス、ジェイフロンティア、ランディックス、LAホールディングス、ジェイグループホールディングスなど51銘柄は年初来高値を更新。AnyMind Group、フーバーブレイン、FRONTEO、ジェノバ、リベロが買われた。
 
 一方、プログリットがストップ安。ブシロード、ソフトフロントホールディングス、ブランジスタ、東京通信グループ、ピアズが売られた。
 

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