東証グロース市場では、東証マザーズ指数は5日続伸した。終値は前日比0.58ポイント(0.08%)高い773.82だった。前日の米株式相場が下落した流れを受け、8日の国内新興市場でも幅広い銘柄に売りが先行した。グロースCoreは反落した。
マザーズ指数は米長期金利の上昇が嫌気されて安く始まったものの、値頃感をみた買いが入り、プラス圏に切り返した。市場関係者は「堅調と言わざるを得ないが、需給要因ではないか」と指摘。その一方で、「米国で3月21日からの連邦公開市場委員会(FOMC)に向けて強い経済指標が出てきており、どこかで市場の警戒感が高まるのではないか」とみていた。
そーせいやエネチェンジ、TKPが上げた。一方、フリーやウェルスナビは下げた。
値上がり銘柄数243、値下がり銘柄数237と、売り買いが拮抗した。
個別では、デジタルプラス、カヤック、エーアイ、Unipos、大泉製作所など8銘柄がストップ高。BTMは一時ストップ高と値を飛ばした。農業総合研究所、データホライゾン、アドバンスト・メディア、シェアリングテクノロジー、スタメンなど15銘柄は昨年来高値を更新。東京通信、ウェルプレイド・ライゼスト、アイ・パートナーズフィナンシャル、アルー、ROBOT PAYMENTが買われた。
一方、はてな、ヤプリが昨年来安値を更新。TORICO、クリングルファーマ、メドレックス、グローバルウェイ、トリドリが売られた。
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