東証グロース市場は朝方に米長期金利の上昇を嫌気した売りが優勢だったが、売り一巡後は盛んに物色された個別銘柄が押し上げる形でプラス圏となった。朝方は前日の米長期金利の上昇が重荷となり、幅広い銘柄に売りが先行する場面もあった。東証マザーズ指数は反発。グロースCoreは続伸だった。
東証マザーズ指数の終値は前日比3.62ポイント(0.49%)高い748.96だった。指数は直近の安値圏にあるため、値ごろ感に着目した買いが支援材料となった。
そーせいやBASE、バイセルが上げた。一方、ビジョナルや日本電解は下げた。
値上がり銘柄数249、値下がり銘柄数239と、売り買いが拮抗した。
市場関係者は「新興市場全体が買われているとは思わないが、大したことがなくても材料が出たことで買われている銘柄がちらほらみられる」と指摘。「投資家心理は良いということだろう」とみていた。
個別では、リネットジャパングループ、AI insideがストップ高。Photosynth、トライアイズは一時ストップ高と値を飛ばした。ゼネラル・オイスター、アドバンスト・メディア、ワンキャリア、Mマート、unerryは昨年来高値を更新。ブランディングテクノロジー、Chatwork、スマサポ、ティアンドエス、リベロが買われた。
一方、ヤプリ、フレクト、EduLab、弁護士ドットコム、ウェルスナビなど8銘柄が昨年来安値を更新。ヘッドウォータース、TORICO、イメージ・マジック、ジャパニアス、BTMが売られた。
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