売り買い拮抗、上げ幅は限定的

 
東証グロース市場はAI関連株やインバウンド関連株を物色する動きが目立った。東証マザーズ指数は小反発。グロースCoreは小幅続伸。東証マザーズ指数の終値は前日比0.82ポイント(0.11%)高い747.28だった。
 
日経平均株価が3万円を回復したことで、グロース市場でも投資家心理が改善した。
ただ、「東証によるPBR1倍割れ要請先はプライムとスタンダードの上場企業で、グロース上場銘柄には海外投資家の買いが入りにくい」ことから上昇が鈍いとの指摘もあった。
投資家の関心がプライム市場の大型株に向かうなか、指数の上げ幅は限定的となった。
東証グロース市場では、高い成長性が期待されるカバーが3日続伸し9%高となった。そのほか、フリー、ビジョナルが上昇した。半面、モンラボ、ライフネット、GMO-FGは下落した。
値上がり銘柄数245、値下がり銘柄数251と、売り買いが拮抗した。
 
個別では、BTM、ブランジスタ、トラース・オン・プロダクト、サイバー・バズがストップ高。海帆、ディジタルメディアプロフェッショナル、コンヴァノ、INFORICH、リニューアブル・ジャパンは一時ストップ高と値を飛ばした。クリアル、アンビション DX ホールディングス、cotta、オークファン、フーバーブレインなど28銘柄は年初来高値を更新。マイクロアド、旅工房、NexTone、アンジェス、ヤプリが買われた。
 
 一方、ケアネット、地域新聞社、トランスジェニック、アマナ、サンワカンパニーなど40銘柄が年初来安値を更新。モンスターラボホールディングス、リビングプラットフォーム、ラストワンマイル、アクリート、フレアスが売られた。
 

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