20日午前の日経平均株価は小幅に反落した。前日比58銭安の2万0298円80銭で前場を終えた。
前日終値をはさんで狭いレンジでのもみ合いとなった。
前日に2年1カ月ぶりの高値を付けており、利益確定売りが出やすかった。
一方、総選挙観測をきっかけに安倍晋三政権の政策継続期待が広がり、海外投資家を中心に買いが入った。日経平均は小幅ながら上昇する場面もあった。
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆3363億円と午前の取引終了時点で半日の活況の目安となる1兆円を超えた。売買高は8億3069万株だった。
東証1部の値上がり銘柄数は871、値下がりは1021、変わらずは135銘柄だった。JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は小幅に続伸した。
個別では、資生堂とヤマトHDが下落した。東ガスと大ガスも安く、ソニーとJALの下落も目立った。リクルートホールディングスも軟調。岡谷電機産業が利食われ、コナミホールディングス、日機装、ペッパーフードサービスなども安い。
半面、任天堂が大商いで続急伸、ソフトバンクが大幅高。SMC、大東建、パナソニック、丸紅など幅広い業種の主力株が年初来高値を更新した。国内証券が投資判断を引き上げたファストリも上昇した。キーエンス、日東電工などが高く、キトー、巴工業、ジャパンベストレスキューシステムも値を飛ばした。
東証2部株価指数は前日比21.32ポイント高の6696.73ポイントと3日続伸した。
値上がり銘柄数は229、値下がり銘柄数は193となった。
個別では、日本電通、E・Jホールディングス、クロスプラス、アグレ都市デザイン、情報企画など15銘柄が年初来高値を更新。インタートレード、リミックスポイント、イムラ封筒、SECカーボン、アサヒ衛陶が買われた。
一方、ジオスターが年初来安値を更新。大興電子通信、杉村倉庫、タクミナ、DNAチップ研究所、大盛工業が売られた。
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