【寄り付き概況】
6日の日経平均株価は前日比11円69銭安の2万1633円73銭で寄り付いた。
東証株価指数(TOPIX)は、1.02ポイント安の1723.59で始まった。
戻り売りと押し目買いが交錯し、日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに、安寄り後は底堅い値動きとなっている。
前日の米国株市場でNYダウ240ドル高と3日続伸、これを受けて東京市場でもリスクオンの流れが期待されるところだが、米中貿易摩擦の問題はくすぶり上値が重い。
米株市場ではハイテク株への買い戻しが目立っており、東京市場でも電機セクターなどの買いに反映される可能性はある。外国為替市場で1ドル=107円台へと円安に振れていることもプラス材料。
5日の米国株式市場の取引終了後に、「トランプ米大統領が新たに1000億ドルの中国製品に対する追加制裁関税を指示した」と伝わり、米中貿易問題の行方を見守ろうとの雰囲気が強い
寄り付き時点で業種別では33業種中、16業種が高く値上がり上位に鉱業、石油、小売りなど。値下がりで目立つのはその他製品、空運、電力ガスなど。
個別では、ソフトバンクG、NTTが値を上げ、7&iHDは上伸し、安寄りしたファーストリテが切り返した。ソニー、ファナックが締まり、トヨタ、ホンダ、三菱UFJ、三井住友が値を上げ、野村は強含みとなっている。
半面、任天堂が下落し、武田は軟調。東エレク、SUMCO、キヤノンはさえない。
225先物は、パリバ・野村・SBI・GS・ドイツ・メリルが買い越し。
モルスタ・アムロ・ソジェン・バークレイズ・UBS・カブコムが売り越し。
TOPIX先物はクレディ・ソジェン・バークレイズ・野村が買い越し。
メリル・JP・シティ・パリバが売り越し。
外資系等は、オリンパ(7733)、セブンアイ(3382)、グンゼ(3002)、あみやき(2753)に注目。
テクニカル的には、関電工(1942)、JACR(2124)、CDS(2169)、エムスリー(2413)、不二油(2607)、ペッパー(3053)、力の源(3561)、ティーガイア(3738)、積水樹(4212)、PI(4290)、一工薬(4461)、テルモ(4543)、大塚(4578)、日東精(5957)、東京網(5981)、鎌倉新書(6184)、シンニッタン(6319)、オーイズミ(6428)、シスメックス(6869)、FCC(7296)、第一興商(7458)、コーナン(7516)、ドンキ(7532)、ノーリツ鋼(7744)、河合楽(7952)、菱鉛筆(7976)、タカラスタ(7981)、極東貿(8093)、東邦(8129)、サンゲツ(8130)、トーセイ(8923)、MTI(9438)、トラコス(9715)、応用地質(9755)、バロー(9956)、ファーストリテ(9984)が動兆。
