【後場寄り付き概況】
14日後場の日経平均株価は前日比1円01銭高の2万1145円49銭で寄り付いた。
東証株価指数(TOPIX)は、0.58ポイント安の1588.75で始まった。
日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに前日比横ばい圏。新たな手掛かり材料が少なく、売り買いが交錯している。
個別では、ソニー、東エレク、アドバンテスが小高く、ホンダは小幅に続伸している。SMCは上伸。JFE、住友鉱が堅調で、JXTGは買われている。ファーストリテが反発し、JT、武田はしっかり。
半面、ソフトバンクGが小幅に反落し、ZOZOが売られ、資生堂、任天堂は軟調。レオパレス21は続落している。三菱UFJはさえない。トヨタが甘く、村田製は値を下げている。
日経平均は朝方の買い一巡後には上値の重い展開となっている。
足元で米中貿易協議に対する更なる進展への期待感や、与野党合意の予算案にトランプ大統領が署名する公算は大きいとの見方は広がっているものの、最終的な予算案の採決は今晩行われる予定であり、米政府機関が再び閉鎖されるリスクは完全には除去されていない。
また、英議会におけるEU離脱案の修正分の審議採決も控えていることなどから、積極的に上値を追う動きは鈍くなっている。
後場にかけて上値の重さが一段と意識された場合は、個人投資家などの短期資金は中小型株に一層向かいやすくなるだろう。
