日経平均は5日続落。後場寄り直後に強い買いが入ったが、プラス圏まで戻した後は、ピタッと勢いが止まった。
外国為替市場で、1ドル=107円台後半へと円高・ドル安が進行したことなどが嫌気され、買いが続かず日経平均はマイナス圏で推移する時間帯が多くなった。
こういった動きが出てくると、強気派、弱気派ともに手を出しづらくなっている状況。
テクニカル面からは、5日線(2万673円、4日時点)を早々に上回ることができるかが焦点となる。ただ、きょうも高値は2万464円までで、その前の2万500円が壁となった。
明日(5日)の東京株式市場は、買い手掛かり材料の乏しいなか売り買いともに見送り姿勢が継続し、日経平均は弱含みの推移となりそうだ。
今後、米経済指標で不調が伝えられ利下げ観測が強まれば、更なる円高進行となる可能性もある」との見方が出ていた。
■上値・下値テクニカル・ポイント(4日現在)
21450.28 75日移動平均線
21397.61 13週移動平均線
21330.25 均衡表雲下限(日足)
21326.28 均衡表基準線(日足)
21326.28 均衡表転換線(週足)
21319.79 25日移動平均線
21069.81 26週移動平均線
20942.53 新値三本足陽転値
20862.35 ボリンジャー:-1σ(13週)
20823.69 均衡表基準線(週足)
20804.15 ボリンジャー:-1σ(25日)
20793.67 均衡表転換線(日足)
20771.11 6日移動平均線
20408.54 ★日経平均株価4日終値
20401.74 ボリンジャー:-1σ(26週)
20327.10 ボリンジャー:-2σ(13週)
20288.51 ボリンジャー:-2σ(25日)
19791.84 ボリンジャー:-3σ(13週)
19772.86 ボリンジャー:-3σ(25日)
19733.67 ボリンジャー:-2σ(26週)
19065.60 ボリンジャー:-3σ(26週)
ローソク足は陰線で終わったものの、長めの下ヒゲを形成し、下値での買い需要を確認した形になった。
ただ、ザラ場安値は昨日安値を下回っているほか、5日移動平均線が更に角度を増して下降しており、売り圧力は依然として強いままとみられる。
日足の一目均衡表では、基準線と転換線が下降を続けるとともに、遅行線は株価を大幅に下回って弱気シグナルが鮮明になっており、大勢では引き続き売り手が優位である。
ボリンジャーバンドでは、日々線が-2σをやや上回る水準に留まったが、下値警戒感を残して引ける格好になった。
【信用規制・解除】
(4日大引け後 発表分)
○ホープ <6195>
東証と日証金が5日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施する。東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。
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