4日の東京株式市場はシカゴ日経平均先物にサヤ寄せする格好から売りが先行しよう。
その後は5日、25日線を支持線とした底堅い相場展開が見込まれる。
日経平均株価の予想レンジは、2万2700円-2万2900円を想定する。
米国の米税制改革法案の行方に左右させられるそうだ。法案の詰めの作業が続くなか、可決となれば相場の押し上げ要因にもなる。
また、東京株式市場では、好業績見込みを背景とした先高期待があるうえ、師走相場入りで年末年始高に向けた期待もあるとみられ、押し目買いに下げ渋る展開となりそう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=112円台の半ばと小動きとなっている。
中小型株はこれから12月のIPOラッシュに向かう中、短期の値幅取り狙いの商いが活発化するとみられる。
1日のシカゴ日経平均先物の円建て清算値は、1日の大阪取引所終値比125円安の2万2655円だった
シカゴ日経225先物12月限 (円建て)
22655 ( -125 )
シカゴ日経225先物12月限 (ドル建て)
22655 ( -125 )
( )は大阪取引所終値比
東証寄り付き前段階での主要外国証券経由の注文動向は、売り1060万株、買い1530万株で、差し引き470万株の買い越し。買い越しは3営業日連続。金額も買い越し。
売りセクターに、機械、通信、小売、銀行、電機など。買いセクターに、機械、通信、小売、情報通信、電機、自動車など
【好材料銘柄】
■クミアイ化学工業 <4996>
前期経常を29%上方修正。
■日本エスコン <8892>
今期経常を23%上方修正、配当も3円増額。発行済み株式数(自社株を除く)の1.3%にあたる90万株(金額で4億5000万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は12月11日から18年2月28日まで。
■プロパティエージェント <3464>
東証はプロパティAを8日付で東証2部に市場変更する。
■レイ <4317>
テレビ朝日ホールディングス <9409> と資本業務提携。コンテンツを活用した事業展開や映像技術分野などで連携する。資本面では同社がテレ朝HDを引受先とする第三者割当により143万4900株の自己株処分を実施するほか、テレ朝HDは分部至郎社長と主要株主から143万0900株を買い取る。これにより同社はテレ朝HDの持分法適用会社となる。
■Ubicomホールディングス <3937>
東証がUbicomを8日付で東証1部に市場変更する。
■UMNファーマ <4585>
有効性および生産性の高い新規ワクチンの創出を目的とした医薬健栄研との共同研究で、同社が保有するワクチン候補抗原の対象範囲を拡大する。より広範囲に新規ワクチンをはじめとする最先端バイオ医薬品の探索を行う。
【主な経済指標・スケジュール】
4(月)
黒田日銀総裁講演
11月マネタリーベース(8:50)
11月消費動向調査(14:00)
《決算発表》
ピジョン、モロゾフ、アマガサ、ティーライフ
【海外】
米10月製造業受注(11/5 0:00)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
