売り先行、不安心理後退も上値重い  

【寄り付き概況】

 
寄り付きの日経平均株価は前営業日比170円21銭安の2万2135円27銭となり、続落した。時間外取引で米国株先物が軟化して始まったことをにらんで、下振れして始まった。
きょうは新たな手掛かり材料が乏しい中、引き続き米株先物の動向やドル/円の動きをみながら神経質な相場つきになるとみられる。
 
東京株式市場では前週末に日経平均が朝方大幅安の後は急速に下げ幅を縮小しており、米国株市場の反発を事前に織り込んでいた部分もあるだけに、その分上値は重い。外国為替市場の動向やアジア株市場の動向を横目に前週末終値を挟んで神経質な展開が想定される。明日までの日程で開催される日銀金融政策決定会合の結果を見極めたいとの思惑もある。
 
業種別では、不動産、海運、空運などが安い。
 
個別では、トヨタ、ソニーが売られ、東エレク、アドバンテス、信越化の半導体関連株や、村田製、京セラ、TDKの電子部品株も値を消している。また、三菱UFJ、みずほFGが軟調で、日本製鉄、JFE、コマツ、クボタも下落している。このほか、ファーストリテが急反落して始まっている。
 
半面、ソフトバンクG、東京海上、SOMPO HDが高く、石川製、豊和工も堅調。また、新光電工、スクロール、東海カ、カーボンが買われ、ブイキューブ、PCDEPOも堅調となっている。
 
テクニカル的にはノムラシス(3940)、中外薬(4519)、ドウシシャ(7483)、愛眼(9854)が動兆。
 
人気は川本産業(3604)、すらら(3998)、ラクスル(4384)、GA(3491)、中京医薬(4558)、ライクキッズ(6065)、アゼアス(3161)、パプチド(4587)、ANAP(3189)、住友精化(4008)、LTS(6560)、ニチレイ(2871)、ギグワークス(2375)、高砂熱(1969)、アイフリーク(3845)。
 

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