売り優勢スタート、米株高も円強含みと週末要因で

【寄り付き概況】

29日の東京株式市場は売り優勢でスタート、寄り付きの日経平均株価は、前日の終値と比べ47円77銭安の2万315円34銭で取引を始めた。
 
午前8時30分に発表された8月全国消費者物価指数は前年同月比0.7%上昇と市場予想通りとなり、直後の為替市場での反応は鈍かった。
 
前日の米国株市場ではNYダウが続伸したが上値の重さが指摘され、外国為替市場では1ドル=112円台前半と円高含みで推移しており、これが東京市場にマイナスに作用している。
 
北朝鮮を巡る地政学リスクが引き続き意識されるなか、週末要因に伴う買い手控えに加え、前日に衆院が解散され10月10日公示―22日投開票の日程で総選挙が行われることになり、来週以降、自民党と希望の党の動向を中心とする選挙情勢を見極めたいとの思惑もあって積極的な買いが入りにくい。
ただ下値では日銀のETF買いが想定され、底堅さを発揮しそうだ。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、9業種前後が高く値上がり上位に非鉄、空運、精密機器など。値下がりで目立つのは電力ガス、輸送用機器、石油など。
 
個別では、ファーストリテ、ソフトバンクG、リクルートHD、任天堂、塩野義、日本郵政、三菱UFJ、第一生命などが売られている。トヨタ、ダイキン、昭和電工が値を下げ、日産自は小幅安になっている。
半面、武田、資生堂、三井不が値を上げ、KDDI、花王は小幅高。アルプス、ソニー、ファナック、東エレクは強含み。太平洋セメ、東海カ、ANAは堅調な値動きになっている。
 
225先物は野村・大和・SBI・日興・シティが買い越し。
メリル・ドイツ・アムロ・ソジェン・バークレイズ・JPが売り越し。
TOPIX先物はJP・みずほ・SBI・UBS・野村・GSが買い越し。
ソジェン・ドイツ・パリバ・三菱・日興・シティ・松井が売り越し。
 
外資系等は、昭和電工(4004)、ダイフク(6383)、クレセゾン(8253)、ダイドー(2590)、アンリツ(6754)、理研計器(7734)、住電工(5802)、ユニプレス(5949)、キーエンス(6861)に注目。
 
 
テクニカル的には、ショーボンド(1414)、住石(1514)、日工営(1954)、太平電(1968)、大気社(1979)、パソナ(2168)、寿スピ(2222)、SBS(2384)、アウトソ(2427)、ヒューリック(3003)、クオール(3034)、ALサ(3085)、TIS(3626)、GMOPG(3769)、コムチュア(3844)、住精化(4008)、関電化(4047)、堺化学(4078)、日化学(4092)、クイック(4318)、生化学(4548)、関ペ(4613)、DIC(4631)、USS(4732)、北興化(4992)、アキレス(5142)、日カーボン(5302)、MARUWA(5344)、冶金工(5480)、三機(6044)、M&Aキャ(6080)、リクルート(6098)、ソラスト(6197)、エンシュウ(6218)、コマツ(6301)、セガサミー(6460)、東洋電(6505)、NEC(6701)、ホーチキ(6745)、タムラ(6768)、ユニデン(6815)、シスメックス(6869)、新日無(6911)、ホトニクス(6965)、ノジマ(7419)、タムロン(7740)、JSP(7942)、イトーキ(7972)、菱洋エレ(8068)、新光商(8141)、三益半(8155)、リンガハ(8200)、パルコ(8251)、山梨銀(8360)、第一生命(8750)、日エスコン(8892)、タカラレ(8897)、山九(9065)、郵船ロジ(9370)、テレ朝(9409)、トラコス(9715)、ジャステック(9717)、NSD(9759)、スズケン(9987)が動兆。

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